読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1982年2月発行 広報よみたん / 8頁

七年間も続く屋比久兄妹の善意

七年間も続く 屋比久兄妹の善意
 「歳末たすけあい運動にお役立て下さい」-と去る十二月二十一日の午後、屋比久弘樹君(読高三年)敏郎君(古中一年)榑子ちゃん(古小五年)が父親の屋比久孟弘氏(牧原区長)と連れ立って村役場を訪ずれ、一年間で貯金した大きな貯金箱を歳末たすけあい運動にと寄せました。
 屋比久兄妹による歳末たすけあい運動への寄付は七ケ年間も続き、毎年この時期になると屋比久兄妹が大きな貯金箱をたずさえ、村役場を訪ずれる姿は恒例の明るい話題になっています。
 大きな貯金箱は一円玉や百円玉の硬貨がザクザクあふれだし「こんなにたくさん」と村社会福祉協議会長の山内徳信村長をびっくりさせていました。敏郎君や博子ちゃんも「アラッ、こんなにたくさん入っているの?」とニコッと笑み、また今日から貯金を始めます。とニコニコ顔をみせていました。
 屋比久兄妹からの善意はしめて三万六千七百九〇円になり、歳末たすけあい運動に役立てられました。

※写真「歳末たすけいあい運動に役立て下さいと屋比久兄妹」は原本参照

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