珍鳥コクガン居座る 長浜海岸の浅瀬に
みちのくの国、青森県や宮城県に冬鳥として飛来し、沖縄での越冬は極めて珍しいといわれるコクガンが昨年十一月頃から長浜海岸に住みつき、区民の話題になっています。
コクガンはガン科の仲間で、アヒルよりひとまわり小さい小形のガンです。日本にはシベリア北部から越冬のため飛来するといわれ、沖縄への飛来は極めて珍しい冬鳥だとのこと。飛ぶコースをまちがえたのか、ひとりぼっちとあってなぜか淋みしそう。だが暖かい沖縄の冬とあって元気よくスイスイ海面を泳ぐ姿は、沖縄での越冬を満喫しているかのようです。
時折り小石を投げるウーマク坊主には見向きもせず、せっせと海草をついばむコクガン、来年はもっと多くの仲間たちを引きつれてきてほしいものです。
※写真「暖かい長浜の海辺でひと休み」は原本参照