自己の体力の限界に挑戦 苛酷な耐久マラソン42kmひた走り 天久武俊さん(波平)
自己の体力の限界に挑戦しよう-。読谷村消防本部の天久武俊消防士(波平出身)は去る二月十五日フルマラソンの42.195kmの走破記録に挑戦してみごとに完走、消防士の心意気をみせました。フルマラソン距離の走破は、凡人には至難の業といわれるほど苛酷な耐久マラソンだといわれています。そのなかで天久さんは「体力の限界に挑戦しファイヤーマンとしての体力の増強」をねらいとして自己未踏の大記録に挑戦したものです。
耐久マラソンのコースは喜名交差点を起点に、国道五八号線を一路北上つづけ、北部農林高校前までの全長四万二千一九五メートル。しかも、起伏の激しいやんばる路とあって、心臓破りの耐久マラソンに幾度となく断念をしかけたという。なかでも三五km通過地点が一番苦しかった、と話していました。だが「自己体力の限界に挑戦ダ!」と使命感に燃え、所要時間三時間十七分という自己未踏の記録樹立に成功いたしました。
マラソンコースは車の往来が激しいやんばる路とあって、ドライブを楽しむマイカーたちはクラックションを鳴らして天久さんを激励していました。また、同僚の消防士たち六名も交互に友情伴走し、黙々走りつづける天久さんを激励していました。
※写真は原本参照