読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1982年4月発行 広報よみたん / 8頁

日本の平和憲法の理念に基づき 反核、反戦を貫き平和を遵守する「平和の宣言」を行う 昭和57年度施政方針読谷村長山内徳信 残波地域の整備開発事業の施策 国民体育大会へ向けてのとりくみ 役場事務室等等の建設について 交通安全対策について 職員研修等について 昭和五七年度予算及び案件等について

〔264号2~7ページの続き〕

離別の場所としても愛されました。また、岬の南の海、北の海は豊かな漁場として人々の生活を支えて来たところでもあります。海岸線利用計画及び保全事業の一還として、陸地と海洋、海浜、海岸段丘等を含めた残波岬の雄大な大自然を村民の為に総合的に活用していくために本年度から勤労者野外活動施設及び用地取得事業等を実施し、今後の読谷村の経済、社会、教育、観光の拠点たる場所として整備していきたい所存であります。村民各位の御理解、御協力を賜りたくお願い申し上げる次第であります。

国民体育大会へ向けてのとりくみ
 昭和六二年国体において、北谷、嘉手納、読谷、恩納の四町村がソフトボール競技場として決定されました。そこで四町村が歩調を揃えて国体の受け入れ態勢をととのえるために、国体準備連絡協議会を結成し、活動強化を推進しているところであります。
 本年度の協議会事業としては、国体関係の調査活動、四町村における啓発運動等を推進致します。
 本村においても、読谷村国体準備委員会(仮称)を結成し、活動を進める計画であり、更に、ソフトボールの為の競技場の準備態勢をととのえていく考えであります。

役場事務室等等の建設について
 現在の「花織組合事務所跡地」に二階建の建物を建設し中央公民館内の狭隘な事務室を移し、図書館の機能充実を図って本村の児童生徒の教育の振興と社会教育、研究活動の充実発展を目的とするものであります。更に庁舎前に屋外便所を新築し、来客の利便を図る考えであります。

交通安全対策対策について
 読谷村交通安全推進協議会を中心に村民総ぐるみで交通安全思想の高揚を更に推し進めると共に、本年度事業としては村道大木~古堅線の古堅南小学校ぞいに約二五〇mの歩道工事をはじめ、道路反射鏡、道路照明灯、スクールゾーン、広報板設置工事等を施工し、交通安全施設の整備充実を進める計画であります。

職員研修等について
 ムラづくりの主人公は、村民一人びとりでなければなりませんが、自治体に働く職員はムラづくりの先導的な役割を果す必要があります。
そのような意味で本土の先進自治体に職員を派遣し、明日の読谷村を建設する目的で職員研修を実施してまいります。

昭和五七年度予算及び案件等について
 昭和五七年度予算編成に当りましては、今まで申し上げました施策を重点に編成をしてまいりました。四会計で五〇億七八七三万三千円規模の予算になっております。今回議案一七件を提案してまいります。尚、この外に今会期中に数件の議案を追加提案する予定であります。
 最後に本村のかかえております諸問題解決をはじめ、村民福祉の向上のため議員各位の一層の御協力、御指導をお願い申し上げ、昭和五七年度の施政方針と致します。
 昭和五七年 三月十二日 読谷村長 山内徳信

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