第106回定例会議会 『核兵器の全面禁止』村議会が意見書を決議
読谷村議会(伊波栄徳議長)の第一〇六定例会議会は去る三月三十一日午後四時過ぎから本会議を開き、村当局から提案されていた「工業開発地区における固定資産税の課税免除に関する条例の制定について」などの諸議案を処理し、二〇日間にわたる村議会定例会の全日程の幕を閉じました。
第一〇六回議会定例会には、村当局から提案された二十二議案のほかに、陳情三件、決議二件、意見書一件を提案、慎重審議のなかで処理されました。その結果、原案可決十八件、修正可決二件、同意二件、採択一件、不採択二件、決議三件を可決成立させました。
また、村議会は「核兵器全面禁止と軍備縮小促進」に関する意見書を決議いたしました。これは、世界の恒久平和を希求する諸国民の願いに反して、核兵器を保有する超大国等のエゴイズムにより、核軍備拡大競争はエスカレートするばかりで、それの帰結するところは人類滅亡の核戦争にほかならないもの。世界の恒久平和は人類共通の願いであり「核兵器の全面禁止と軍縮を」の声は世界各国の平和を希求する国民の声である。という観点から村議会は今議会に「核兵器全面禁止と軍備縮小促進に関する意見書」を提案し、全会一致で決議されました。