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1982年4月発行 広報よみたん / 14頁

国民年金 保険料の納め忘れはありませんか(昭和56年度分)

国民年金 保険料の納め忘れはありませんか(昭和56年度分)
 国民年金に加入されているみなさん、昭和五六年度分(昭和五六年四月から昭和五七年三八)の国民年金保険料を完納なされましたでしょうか。もし、納め忘れの方は四月末日までに納めないと、今、あなたのお手元にある村役場発行の納付書では納められなくなります。つまり、国の納付書で銀行や郵便局に払い込むか、直接社会保険事務所に出向いて納めるという、たいへんめんどうなことになってしまいます。こうしたことにならないためにも、昭和五六年度分の保険料は必ず今月(四月)末日までに納めるようにいたしましょう。
 ところで、もし保険料を納期限までに納めず、さらにそのままにしていると、万一あなたが病気やケガで障害者になったとき、あるいは、ご主人を亡くして母子家庭などになったとき、障害年金、母子年金が受けられないのはもちろん、老齢年金さえも受けられないことにつながります。

保険料が四月から五千二百二十円に
 国民年金の年金額は年ごとに改善され、昨年も七月分から物価にスライドさせて七・八パーセント引き上げられました。このため、たとえば二五年納付の人の年金額も月額三千二百七十五円引き上げられ、四万五千二百七十五円になりました。さらに、今年度も厳しい緊縮予算のなかにあって、四・五パーセントの引き上げが予定されています。
 このように、年金額は毎年引き上げられ、制度の改善充実が図られていることから、国民年金財政の収支バランスと、制度を健全に運営するためにも、今月分(四月)から保険料も月額五千二百二十円に改定せざるをえません。月々の負担は増えるということになりますが、あなたの年金をよりよいものにするために、ご理解とご協力をお願いします。

保険料を前納すると大変お得です
 さて、こうして月々支払う国民年金の保険料には、前納(年一括払い)という制度があるのをご存じでしょうか。
 この制度をご利用になれば、納付月が気になることもないし、納め忘れる心配もありません。そのうえ、前納なされると保険料も割引きされるなど、大変お得になります。ちなみに、今年度分で計算いたしますと総額で六万二千四百四十円になりますが、うち一千五百十円を割引かれることになり、大変お得になります。
 手続きは簡単で、役場保険年金課で行っています。そのほか、便利な保険料の口座振替えもご利用下さい。
 国民年金についての詳しいことは役場、保険年金課にお問い合せ下さい。

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