多い親の無関心”家出の芽”を摘みとろう
三月から四月にかけては少年・少女による家出が増える時期だといわれています。家出した少年・少女は非行、そして転落という最短距離にあるといわれ、お金に困って恐かつ事件を起こしたり、暴力団などの被害にあうケースが少なくありません。
そのためには、少年・少女の家出を防ぐとともに、家出した少年・少女を一刻も早く発見し、保護することが大切です。とはいっても、発見し保護した少年少女たちの半数ほどは、親からの捜索願いは出されてないというのが実情のようです。その理由は”すぐ帰ると思ったから””世間体を気にして”などと、まさに親としての責任を疑いたくなるようなことが、その理由としてあげられています。
しかし、自分の子どもが”毒”に侵されても平気でいられる親はいないはずです。心身ともにまだ未熟で、判断力の乏しい少年・少女を”転落”の道から救う最善の道は”早期発見”にほかないものです。もし少年・少女たちが家出をしたときは、ためらうことなく、最寄りの派出所に捜索願いを出してください。また、普段から子どもたちの行動に目を配り、帰宅時間の変化や友交関係に気を配る一方、服装や持ち物が急にハデになったりしてはいないか一などに充分注意をしましよう。日常のちょっとしたところに、家出に結びつく”芽”があるはずです。その”芽”を早いうちに摘みとるようにいたしましょう。