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1982年5月発行 広報よみたん / 1頁

広報よみたん 57/5 No.265 人口 ボクたち10歳です

広報よみたん 57/5 No.265
人口
昭和57年3月末日現在
世帯数  6,375戸
総数   27,366人
男    13,458人
女    13,908人
役場-09895-8-2201
消防-119:8-3933
発行:読谷村役場企画課

ボクたち10歳です
 「ボクたちは五月十五日生れです。十歳になりました。ボクたちが生れた日に沖縄は日本に帰ったのですネ。ボクたちはうんと勉強してりっぱな大人になります。」-と元気の良いところをみせる復帰の日生れの子供たち。(写真)この子供等は、今から十年前の昭和四七年五月十五日生れです。この日にわたしたちの沖縄県は、長い長い異民族支配から脱却し、祖国に施政権が返還されました。
 当時、世論を二分して騒がれた復帰論争、あれから十年の節目を数えました。復帰後の沖縄県においては、社会資本の整備が急ピッチで進められ、一応本土並みの水準に達したといわれますが、反面、オイルショックに端を発し、構造的な社会不況、高物価、基地公害等は、どうにもとまらない。世替わりしたといえ、諸手をあげてよろこべない一面をみせるのが復帰十年の実情ではないでしょうか。
 ともあれ、復帰十年を数えました。この子達にとって、五月十五日は記念すべき誕生日なのです。満身に夢と希望をいだき進みゆく子供たち、これからも、世の荒波を乗り越え、たくましくすくすく育ってほしいものです。そして、21世紀を担う主役に育ってほしいものです。(写真)山内徳信村長から「21世紀は君たちのものだ、しっかり頑張れよ!」「ハイッがんばります!」と力強く答える復帰男たち。右から儀間国成君(喜名小)平名常一君(古堅南小)渡ケ次憲郎君(喜名小)新垣厚義君(渡ケ次小)

※写真は原本参照

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