読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1982年5月発行 広報よみたん / 8頁

沖縄県の祖国復帰 あれから10年たちました 村政に顧みる復帰10年

〔265号2~7ページの続き〕

 渡ヶ次野菜生産組合に朝日農業賞-「集団的農業経営の努力と創意工夫により、困難な諸条件を克服して地域の農業振興に尽力した」とし晴れの受賞に輝く。
 村章・村歌を制定-躍進よみたんを象徴する「村章」「村歌」が制定されました。今では広く村民に親しまれ、歌われています。(昭和51年11月)
 第六回全農新聞賞に読谷農業青年クラブ-会員26名の村農業青年クラブが県内でははじめての全農新聞賞に輝き、総理大臣から表彰されました(昭57年4月)
 増えます。増えます村人口-この十年間に五千人近い村人口が増加しました。現在人口は二七、二七七九人(二月末)で三万人到達人口は六〇年代前半です。
 伝統工芸産品・読谷山花織-読谷山花織は昭和51年4月26日通商産業大臣から伝統工芸産品として指定を受け、以来、生産高は着実に伸びています。
 清き一票-復帰後実施された選挙は多い。国政・県政・市町村選挙と実施されました。今年は本村においても村長選(7月11日)村議選(9月19日)を実施。
 こりや~大漁だぜ~-漁家の経営改善、より豊かな漁場の開拓をめざし、読谷漁協の自営事業「大型定置網漁」は時にして二~三トンの水揚げ(昭和55年)
 座喜城跡修復工事-座喜城跡は昭和四七年の復帰と同じ日に国の史跡重要文化財に指定されました。以来修復工事が進められ昭和五八年その全貌を見ます。
 本格的な体育施設完成-中小企業に雇われている勤労者のための体育施設「読谷村勤労者体育センター」を完成させました。お気軽にご利用下さい。(和56年)
 古代人の墓、埋蔵文化を発掘-渡具知木綿原遺跡を発掘し埋蔵文化財を調査いたしました。同遺跡から七基の墓と十四体の古代人の人骨が出土いたしました。
 返還軍用跡地の平和利用-復帰後、さみだれ的に米軍基地の返還が行われました。跡利用を策定するなかで農業用地や、福祉施設へと変っていった。
 読谷の民話出版-心にのこるむかし話は、ありし日の郷愁を呼びおこすものです。語り継がれた民話を後世に語り継ごうと民話集を発刊、全15巻の予定です。

※写真「渡慶次野菜生産組合に朝日農業賞(昭54年)」、「野菜・花卉などを意欲的に生産する農業青年」、「読谷山花織は内外に広く知られています」、「読谷漁協の定置網漁(昭和55年)」「村民の施設ですご利用下さいと山内村長」、「この地域は元米軍基地でした」、「村民のシンボル・村章・村歌を披露(昭51)」、「この子等の未来を予約しましょう」、「清き一票今年は選挙の当り年です」、「多くの人でにぎわう座喜味城跡公園」、「埋蔵文化を発掘調査(昭和52年)」、「心にのこる昔話を後世に語り継ぐ」は原本参照

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