読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1982年11月発行 広報よみたん / 15頁

第35回陸上競技大会 楚辺アベック優勝 ウーマンペアで四位入賞(都屋) 優秀選手・体育功労者を表彰 第17回夏季体育大会 楚辺七度目の優勝 優秀選手・体育功労者を表彰 第35回陸上競技大会成績(1位のみ)

第35回陸上競技大会 楚辺アベック優勝 ウーマン・ペアで四位入賞(都屋)
 第三五回読谷村陸上競技大会が去る十月十日午前九時から、村民運動広場で開かれトラック競技に二四種目、フィルド競技に十七種目、全四十一種目に熱戦が展開された。
 この日は「体育の日」で国民の祝日、抜けるような青空がどこまでも広がり絶好のスポーツ日和とあって、各字から多くの応援団が押しよせ、代表選手による一走一投一跳ごとに大声援を送っていた。
 競技は開会式のあと、一般男子百メートル予選を皮切りに熱戦の火ぶたが切られ、それぞれ代表選手は各字の期待序二身担って、持てる力と技を充分競いあった。記録としては全般的に低調な大会になったが、それでも三〇代一五〇〇メートル、四〇代走幅跳、年齢別四百メートルリレー、婦人四百メートルリレーなど四種目に大会新記録が出た。また、往年の名選手たちも若い力にまじって持てる力を充分発揮して奮闘、往年の影を忍ばれた。
 陸上競技大会は村体協行事の総決算どころ。競技者応援席一体の大フィバーは読谷名物のひとつに数えられるほど。しかし、こうした熱烈フィバーもここ数年いま一歩という感じをもつ。選手のなかには競技を棄権する者も多く、なぜか過渡期を感じずにはいられない大会になっている。
 競技は一般男子一六〇〇メートルリレーをもってすべて終了、そのあと閉会式に移った。成績発表の結果、男子は楚辺が二年連続七度目、女子も楚辺が三年ぶり五度目の優勝でアベック優勝を飾った。二位は波平、三位は喜名、共にアベック入賞だった。一方、女子の部で四位入賞したのが都屋、かってない上位入賞とあってその健闘に賞讃の拍手が送られた。

第17回夏季体育大会 楚辺七度目の優勝
 五月の野球大会を皮切りに全十七競技種目に熱戦を展開した第十七回夏季体育大会は、十月十日の陸上競技大会をもって全日程を終了した。ことしも各種競技に多くのヒーローたちが誕生したなかで、読体協は静かなシーズンオフを迎えた。
 得点争いでは楚辺がサッカー、野球、ソフト女子、排球男女、剣道などに高い得点をマークして中間集計で独走態勢、陸上競技でもアベック優勝飾るなど一一七得点で三年ぶり七度目の優勝を飾った。二位は波平で一〇六点、三位は喜名で九七点、以下、四位、渡ケ次、五位、座喜味と続いた。

優秀選手・体育功労者を表彰
 ことしも往年の名選手たちが優秀選手として六名表彰された。また、村体協競技役員として縁の下の力持ちとなって尽力された八名の競技役員も同時に体育功労者として表彰された。
 表彰式は午前の部の競技終了後行われ、大湾稔村体協長からひとりひとりに表彰状が伝達された。
 受賞者は次の通りです。
◎体育功労者
 高良政雄(喜名)松田盛昌(喜名)玉城賢信(渡ケ次)福地武弘(伊良皆)有銘兼輝(都屋)大城正憲(波平)知名定男(古堅)城間光雄(渡具知)
◎優秀選手
 山城盛康(宇座)上地武昭(波平)比嘉源豊(喜名)仲吉朝幸(喜名)安次嶺悦子(渡具知)真玉橋美智子(喜名)

※写真「し烈なリレー展開になった男子1600米リレー」は原本参照

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