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1983年3月発行 広報よみたん / 1頁

広報よみたん 58/3 No.274 人口 現代日本洋画壇の秀作366点を展示 村民の感動を呼ぶ「動く美術館読谷展」

広報よみたん 58/3 No.274
人口
昭和58年1月末日現在
世帯数  6,457戸
総数   27,554人
男    13,552人
女    14,002人
役場-09895-8-2201
消防-119:8-3933
発行:読谷村役場企画課

現代日本洋画壇の秀作366点を展示 村民の感動を呼ぶ「動く美術館読谷展」
 動く美術館読谷展《現代日本洋画壇秀作チャリティー展》(主催・沖縄地区動く美術館親美会、共催・読谷村)が去る二月十三日から二十七日までの十五日間村総合福祉センターホールで開かれ、その間多くの村民が日本洋画壇の大作を観賞いたしました。
 本県には常設の美術館がないことから、美術作品を観賞する機会が少ない。動く美術館読谷展には、村民はじめ近隣町村から連日盛況の来館者があり、期間中二万人近い来館者が現代日本洋画壇の大作を、ひとつひとつ丁寧に鑑賞いたしました。
 本村での動く美術館開催は昨年につづいて二度目のことです。展示作品も広い会場に移ったこともあって、昨年の二六五点を上廻る三六六点が古家華絢爛に展示され、観賞する人たちにさわやかな感激と感動を与えました。
○-動く美術館読谷展、一般公開前夜は午後七時から前夜祭が開かれました。沖縄地区親美会はじめ山内徳信村長等、多くの関係者が出席し、動く美術館読谷展開催の記念セレモニーを行いました。
 美しい美術作品に囲まれての前夜祭は、いつもの福祉センターとは様相を一変し”常設美術館”を感じさせる雰囲気、そのなかを動く美術館主宰・美術評論家川島博先生による講話がありました。川島先生は、動く美術館のもつ意味を説くなかで、地方文化啓発運動の推進を一層高めたい。と述べました。
 一方、前夜祭の特別ゲストとして、日本でも超一流のピアニストで声楽家として有名な橋本正子先生(日本声楽連盟関東地区声楽部長)が、急ぎ東京から福岡経由でかけつけ、特別記念ピアノコンサートを開きました。美しい絵に囲まれて、橋本先生のピアノ演奏による日本のうた、ふるさとの歌、そしてシャンソンなどの弾き語りは、まるで静かな山あいを流れるせせらぎのように美しいピアノ演奏で、場内をうっとり魅了させました。橋本先生の弾き語りピアノコンサートは、一般公開初日の十三日も午後二回公演され、訪れた参観者を心ゆくまで魅了させました。
  (関連二~三頁)

※写真「お目当ての作品の前でじっくり観賞する児童たち」、「第2回動く美術館読谷展のセレモニー」は原本参照

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