読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1983年3月発行 広報よみたん / 9頁

読谷村の民話集 パート4瀬名波編発行

読谷村の民話集 パート4瀬名波編発行
 本村は民話の宝庫と知られるなかで、村立歴史民俗資料館では先に、読谷村の民話集第四弾「瀬名波の民話」を翻字、製本いたしました。瀬名波の民話集は、伊良皆、官名、長浜につぐ四集目のもので、B5版全三一六ページ、表紙はワインカラーで上製本仕上げされた立派なものです。
 瀬名波の民話集には、動物昔話、笑話、伝説などに区分された民話「クラーと力ーラバター」「モーイ親方」「多幸山フェーレー」など一三九話を翻字し収録しています。瀬名波には多くの民話が口承されています。これまで、三七名のお年寄りから三〇〇話余りの民話を採集し、なかでも神谷カマドおばあさん(80歳瀬名波四〇番地)は、ひとりで六十一話の民話を口承するなど「民話ばあさん」の名を高めました。
 村内の口承民話はほとんどが方言で採集されています。貴重な口承文化を永年語り継ぐ民話にと、翻字製本されるのが「読谷村の民話集」です。全十七巻にまとめ製本される予定で、続第五弾「儀間の民話集」が近々発刊される予定になっています。民話集は各二千冊発刊され一冊二千円で頒布しています。お求めの方は、村立歴史民俗資料館にお問い合わせ下さい。

※写真「第4集瀬名波の民話集一冊2、000円」は原本参照

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