読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1983年6月発行 広報よみたん / 3頁

近づく参議院・議員選挙 買収・供応・義理・縁故に左右されず 住所別有権者数

〔277号2ページの続き〕

ながら、より共通のより大きな幸福を追求していくことをたてまえとしている民主政治は、国民の代表者によって行なわれますので、国民の代表者を選び出す選挙が正しく行なわれるかどうかは、民主政治が行なわれているかどうかの「カギ」であるといえましょう。
 真に正しい選挙が行なわれるためには、私達一人一人が民主政治のもとにおける国民の立場、すなわち主権者としての地位に対する自覚をしっかり身につけ、主権者にふさわしい判定と行動のできる人にならなければなりません。代表者を選ぶ選挙に不正があっては、よい政治はできません。そのためにも選挙についてよく知っておかなければならないものです。
 「選挙権を得てはじめての選挙で、投票所に行ってみたら自分の名前が名簿に載ってなかったので投票できなかった」こんな苦い経験をもった人がいると思います。このようなことがないように、選挙のルールについての最少限度の知識は、みんなが常識として心得ておくことが必要であり、選挙のときだけのルールではなく、つね日ごろから守るべきであり、候補者に対しても自己の良心に責任をもつことを、国民は強く求めなければなりません。私達はこのルールに従がい正しい代表者を選ぶために、次のことを守り選挙にのぞむようにいたしましょう。
一、買収、供応、義理、縁故に左右されないようにし、自分の意志で投票しましょう。
二、絶体に棄権しないようにしましょう。
三、よく見、よく聞き、よく考えて投票しましょう。
 このように「明るい選挙三つの提唱」を守り明るい選挙をしましよう。
 「選挙」が、民主政治の基本的なものであることは述べてきたとおり、立派な政治には立派な代表者なくしては実現しません。その代表者は選挙を通じてのみ選出されます。この選挙が公正で真に国民のものとならない限り立派な政治は期待することはできません。

※表「住所別有権者数」は原本参照

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。