村立診療所カメラ・ルポ 絶対あんしん おまかせください
①体内をはいずりまわり、病巣探索に威力を発揮する医療器機(カメラ)-写真左が気管支ファイバー・中央が大陽ファイバー・右が胃ファイバーです。それぞれのカメラは、口元から、おしりから知られざる体内に静かに深く潜行し、病巣探索にかなりの威力を発揮します。万一病巣を発見しようものなら病巣とニラメッコし現代医学のメスが入れられます。気管支・肺・胃・腸などの病巣をすばやく発見します。
②待合室-開所五年目を迎える村立診療所には、一日百名以上の方が診療に訪れます。村内唯一の医療機関であり、医療器機を駆使しての塩見医師の診療は定評があります。また、診療スタッフによる親身な対応はすべての患者から大変喜ばれています。
③呼吸機能測定器-最新の器機です。年齢・性別・身長のボタンを押して一吹き入れると、呼吸機能の障害パターンがわかります。たとえばじん肺では拘束型、喘息では閉塞型です。
④こちらは心電計測定室です-只今は心電計を操作して心電図を撮りつづけています。
写真右上のテレビをご覧下さい。これも最新医療器機のひとつで「超音波心臓診療装置(UCG)」といいます。安全無害な超音波を心臓の弁や壁にあてて、弁膜症や心筋症がないか、どうかを調べる医療器機です。これもそうめったにない高価な医療器機です。
⑤レントゲン透視装置-現代医学になくてはならないX線装置。その役割は広範囲におよび、胃透視の器機といえばわかりやすい。
⑥超音波断層診断装置-超音波を胆のうにあて、胆石があるかどうかを調べます。県内では数少ない最新の医療器機のひとつです。
⑦「やまびらんなおばあ」「あらんやまんさ、かふうしどうねえさん」-ときおりこんな会話も交え、わきあいあいの診療スタッフ。
⑧検査室-必要に応じて患者さんから採血・採尿を行います。検査室でいろいろ医学検査を行い、そのデーターは診療に欠くことのできない重要なものになっています。
※写真「①病巣探索に威力を発揮する胃カメラなど」、「②1日100名以上の患者があり、村民の診療所として定着しています」、「③呼吸機能測定器」、「④超音波心臓診断装置(右上)」、「⑤レントゲン透視装置」、「⑥超音波断層診断装置」、「⑦ここで注射・採血などを行います」、「⑧医学検査を行う検査室」は原本参照