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1983年7月発行 広報よみたん / 11頁

初の比例代表選挙に戸惑い 良識の一票に期待託す 参議員選挙

初の比例代表選挙に戸惑い 良識の一票に期待託す
 六月二十六日は国政選挙、参議院議員選挙の投票日でした。今回から全国区選出議員については「比例代表制選挙」が取り入れられ、はじめての比例代表選挙に、戸惑いをみせる有権者も多くみられました。開票結果では、九七九票の無効票が出るなど、はじめての比例代表選挙に戸惑いを感じさせました。
 参議員選挙の投票日は、好天にめぐまれ好調な出足を伺わせましたが、結果的に八三・七%の低い投票率になり、関係者を残念がらせました。今回の選挙は全国的に低い投票率だったとはいえ、本村においての投票率も、かってないワースト記録をつくる結果となり、盛り上がりに一歩欠けた、国政選挙になりました。
 村選挙管理委員会まとめによる当日選挙有権者数は一万七、三二九人で、これを前回選挙(昭和五五年通常)に比べると一、一六〇人増えています。立候補者別得票」調べでは、まず地方区については、キヤン真栄候補が九、〇四六票(六三・四%)ニシメ順志郎候補が五、二一九票(三六・六%)でした。
 一方、全国区選出議員については政党に投票する、比例代表選挙制度に代ったため、有権者の意識もさまざまなものがありました。結果的には六・八%(九七九票)の無効投票者を生み、有権者に戸惑いの感じが顕著に現われた、はじめての比例代表制選挙になりました。
 比例代表制選挙には、十八政党および団体が、票の争奪戦を展開しました。村内での得票順位は、自由民主党三十一・五%(四、五六八票)、日本社会党二九・九%(四三三三票)、公明党十二・八%(一、八四九票)日本共産党九・六%(一、三八七票)、以上ベスト4(一千票以上の獲得政党)を構成し、四政党間の合計得票率は、約八四%を占める得票結果に終りました。

※写真「投票総数は14、489人投票率は83.70%(全国区)」は原本参照

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