読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1984年2月発行 広報よみたん / 3頁

こんにちは保健婦です №6 指しゃぶり 知花真悠美

こんにちは保健婦です №6 指しゃぶり 知花真悠美
 三才児健診の時、あるお母さんから、「うちの子指しゃぶりをするけど、欲求不満なんでしょうか?」と相談をもちかけられました。本やまわりの人の話しから、指しゃぶりは欲求不満のあらわれだと思いこみ、かなり真剣に考えている様子です。いろいろ話していくうちに、お母さんは欲求不満ということだけが気になっていて、何でも子どもの言うとおりにしてやればいいと考え、ほしいのを買い与えたり、指にカラシをぬったり、絆創膏をはったりで、まるで子どもを欲求不満にさせていると思われるのがいやでやっきになっているみたいです。まだ眠くもないのに、ひとりで寝かされたとか、自分でボタンをはめたい時に、時間がないとのことでサッサとお母さんがやってしまうんじゃ、指もしゃぶりたくなるでしょう。何故指しゃぶりをするようになったか、その背景を考えずに、目の前の子供の行動ばかりに気をとられている感じがしました。
 いずれにしても子供が成長するにつれて自然になくなっていくものです。まず子供の気持ちをわかってあげるゆとりある心をもちたいし、もう一度子供の行動をみなおすようにしたいですね。

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