海外協力隊員 宮平氏が帰任の報告
西サモア島で青年海外協力隊員として活躍し、帰任の途についた宮平良和氏(喜名四七一)は、先に山内徳信村長を訪ね、帰任の報告を行いました。比嘉光義村議とともに山内村長を訪ねた宮平氏は、西サモア島での尊い体験を熱ぼく報告、今後村内から多くの青年たちが海外協力隊員として、活躍してほしいと話していました。
宮平氏は昭和五六年、第三次青年海外協力隊員として西サモア島に、自動車修理の技術協力隊員として、三ケ年間派遣されました。西サモア島は南太平洋に浮ぶ小さな島で、人口十七万人、面積は沖縄の約二倍の広さをもち、一九六二年に独立した小国家だという。
十年以上の自動車修理技術の経験を生かし、技術協力してきた宮平氏は、主として官庁関係の車を修理、現地では窓ガラスやドアのない車、つぎはぎだらけの車もざらに走り、沖縄では想像もつかない車社会で、部品の調達に数ケ月も要し、手づくり部品は日常茶飯のことだったとか。
だが在任中、現地の住民から教えられたことも多く、なかでも人情こまやかな人間関係、人と人とのふれ合いなど、いま私たちが最も大事にしなければならないことを島の人たちから教えられた、と話していました。
※写真「山内村長に帰国報告する宮平さん」は原本参照