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1984年7月発行 広報よみたん / 9頁

““三十五歳のあなた””今加入しなければ無年金者になります

““三十五歳のあなた””今加入しなければ無年金者になります
 「国民すべてに年金」をという標語のもとに、昭和三十六年四月に国民年金がスタートし、これまでの厚生年金、船員保険、そして五つの共済年金とあわせて国民皆年金が実現しました。
 すべての国民がいずれかの年金に加入することによって老後は、誰でも年金が受けられるしくみになっています。日本国内に住所を有する二十歳から五十九歳までの農業、漁業、商業などの自営業を営んでいる方で厚先年金など、他公的年金制度に加入してない方は国民年金への加入を義務づけられています。国民年金は保険料を納めた期間と保険料免除期間を合わせた期間が二十五年以上あれば老齢年金がうけられる制度です。
◎全国及び沖縄県の加入者は
 現在、国民年金は、二千六百万人余りの加入者と七百三十万余りの年金受給者がおり、我が国の公的年金制度の中心的役割をはたしている制度です。また沖縄県では、国民年金の加入者が二十六万人余りで年金受給者が十一万人余りおり県民三人に一人は国民年金とかかわり合いをもっています。このように年金が県民生活になくてはならないものとなっています。
 しかし県内には、まだ多数の未加入者がいてその方々の老後が心配されるところです。
◎三十五歳は、今が最後のチャンス
 今年中に三十五歳(昭和二十四年四月二日から昭和二十五年四月一日までの間に生まれた方)になる未加入者は、今国民年金に加入しなければ老齢年金はうけられません。
 ただし、他の公的年金の加入期間があれば通算老齢年金がうけられる場合があります。三十五歳、今が年金を考え直す最後のチャンスです。未加入の方は今すぐ市町村役場への加入手続をするようにして下さい。

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