読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1984年12月発行 広報よみたん / 2頁

高く評価された読谷の「文化村」づくり 潤いのあるまちづくり優良地方公共団体自治大臣表彰 全国七団体が表彰 県下から初めて

高く評価された読谷の「文化村」づくり 潤いのあるまちづくり優良地方公共団体自治大臣表彰
全国七団体が表彰 県下から初めて
 「人間性豊かな環境、文化村づくり」を村政の目標に掲げて村民とともに進めてきた文化村づくりが高く評価され、今回「うるおいのある町づくり」で自治大臣より表彰されました。
 本村は復帰前は、村の七四%が米軍基地で占められていましたが、復帰後大規模な軍用地の整理縮少が行なわれてきたことにより現在は四八%に縮小されてきました。その間、返還軍用地の跡地利用に伝統工芸センター、ヤチムンの里、座喜味城跡公園、共販センターなどを建設し、大規模な農地整備と畜産用地の建設も行なわれてきました。
さらに、残波岬公園や、旧部落復興の復帰先地事業など、文化、産業、生活環境の整備にと、山内村政のもとに大きな発展を遂げてきました。
 山内村長は、村づくりはまず人づくりからとして職員の県内、県外への研修を行ない、職員が先頭となって、村民とともに村づくりが進められること基本としてきました。
 地方の時代といわれる今日、全国的に「むらおこし」「まちづくり」が模索され、地方自治が見直されてきています。
 「むらおこし」「まちづくり」は一朝一夕にできるものではなく行政と住民の主体的な長い努力の績み重ねによらなければなりません。
 そういった意味でも今回の表彰は、基地を抱える沖縄の中の読谷村がその障害を乗り越えてつくり上げられてきた「人間性豊かな環境、文化村づくり」であり、全国に誇れるすばらしいものです。
※写真「ヤチムンの里」、「共販センター」は原本参照

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