無事故無災害を目指して 消防出初式
昭和六十年、無事故、無火災を目指して消防出初式が去る一月六日午前九時より行われました。
出初式は、こばと保育園から読谷小学校までの祈願パレードから初まり、パレードには村長以下消防職員消防団員が勢ぞろい、消防車、救急車も出動し、又、今回から、古堅中学校バンド部と、読谷小学校バトンガールの参加を得て大きな盛り上りを見せました。
この後読谷小学校グランドでは、消防職員、団員の服装点検、礼式訓練、展示訓練、消火、救助訓練等を行ない、日頃の訓練の成果を披露、災害時へ即応できる体制は万全なものでした。
式典では村長が、消防業務は、村民の生命と財産を守る大事な仕事であり今年一年、無事故、無災害を目指して頑張ってほしいと訓辞を行ないました。
又、これまで水難事故等において協力いただいた読谷村漁協組合を消防協力団体として表彰する他、優良職員団員の表彰も行われました。
その後、午後からは村内を車輌パレードし出初式を終えました。
消防概況より
消防本部では昭和五九年中、各学校、保育所等での避難訓練や地域、団体への水難事故防止、救助講演会の他火災予防運動を展開してきましたが、五九年中の火災発生件数は九件ありました。又、急救車の出動は五二七件あり、内、急病が三〇二件、交通事故が一〇四件、一般負傷七五件、その他、自損、スポーツ等によるものが四六件でした。
-火災予防、消火、避難の心得-
予防
・ストーブのそばへ洗たく物を干したり、燃えやすい物を置かない。
・コンセントのたこ足はキケンです。又、使用後は必ず後片づけを、
・室内は整理整とんし、不必要なもの、燃えやすいものは片づけておきましょう。
・吸いがらを道路に投げすてないようしましょう。タバコの火は火災原因の第一位、特に注意を払いましょう。
・寝タバコは非常に危険です。やめましょう。
消火
・火災は小さいうちに消火。
・油に火がついたら、ぬれタオルを広げて手前から向うへおおいかぶせる。
・消火器や消火バケツはすぐ使える場所に置きましょう。
・早い通報がキメ手。火災を発見したら、落ちついて「一一九番」へ!!
・大声で「火事だ!」とさけんで家族や近所の人に知らせて協力してもらいましょう。
避難
・煙にはできるだけ姿勢を低くする。
火災時、煙の上昇する速さは毎秒三~五m横への広がりは○、五~一mです。煙はあなたより速いことにご注意
・ハンカチやタオルを口にあて(ぬらした方が効果的)吸い込まないようにしましよう。
・避難器(はしご、ロープ等)を準備しておき避難口は二つ以上用意しておきましょう。
・老人や子供から避難させましょう。又、日頃から、老人、子供は一階の安全な場所に寝かせるなどの注意を払っておきましょう。
※写真「高志保大通りを祈願パレード」、「きびしく服装点検」は原本参照