広報よみたん 1985年 No.298号 3月号
村政の目標 人間性豊かな環境・文化村づくり
発行/読谷村役場企画課 ℡098958-2201
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美の世界へのいざない大きな感動を呼ぶ 動く美術館第4回読谷展
去る二月十日より開展した「動く美術館」第四回読谷展は、多くの村民が美の世界に触れ、大きな感動を残し、二四日閉展しました。
福祉センターポールに所せましと展館された現代日本洋画壇の秀作三五二点は、どれも参観者を圧倒する美しさを誇り、村内外から多くの参観者が詰めかけました。
-重厚、温雅な画境を拓く-
清水晶一特別展、日本美人画界の宮下寿紀特別展も井展、人気を集めました。
特に今回は、動く美術館十周年を記念して故、堀田清治画柏の名作二六点が本村へ寄贈され大きな注目をあびるものとなりましたが、読谷の貴重な文化遺産となる寄贈昨品の特別展は、特に村民の関心をひき、その作品のすばらしさは、見上げるような大きな画面にぬり込められた作家の魂が見る人を圧倒するものでした。
連日、多くの参観者が詰めかける中、村内各小中学校では振り替え授業で参観し、子供達に大きな感動を与えました。動く美術館運営委員長の川島博先生、清水晶一画伯も会場で随時、作品の解説や講演を行ない美しいものを観賞する心、芸術に接する心を訴えておりました。
※写真は原本参照