座喜味に花織工房完成 二番目の工房
村内二番目の読谷山花織工房が座喜味地内に完成、その落成式が去る四月三〇日、村長、議長、花織組合、工事関係者らが多数参加し盛大に行なわれました。
座喜味花織工房は、総工費三千九百三十三万円で、仕事場、糸くり場、染色室等、二二三・九㎡の鉄筋コンクリート造りで、同地内の四五名の組合員の生産の活動の拠点となるものです。
読谷山花織事業協同組合(池原ケイ子理事長)は、これまで伝統工芸センターや、楚辺工房を中心に、読谷山花織の生産、販売、後継者育成の事業を進めてきましたが、楚辺工房に続く座喜味工房の完成により同事業がさらに発展していくことに大きな期待がよせられています。
落成式は、池原ケイ子理事長、山内徳信村長、伊波栄徳議会議長のテープカットで始まりました。
池原ケイ子理事長は、「読谷山花織は、読谷村独特のものであり、市場でも高い評価をうけていますが、織物業界は今、大変きびしい状況にあります。
物づくりは、人を愛し、物を愛することです。村当局が読谷山花織の振興に大きな力を注いでいることに感謝し、組合員一人一人がその継承発展に努力していかなければなりません。」とあいさつをしました。又、山内徳信村長は「読谷山花織は村民の誇りとなるすばらしい伝統文化です、今後もその継承発展に頑張って下さい。」とあいさつをしました。
※写真は原本参照