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1985年6月発行 広報よみたん / 12頁

ムダをなくし上手な水の使い手に6月1日~7日は水道週間 水道利用状況

ムダをなくし上手な水の使い手に6月1日~7日は水道週間
 水道は私達が文化的な生活を営む上で欠かすことのできない重要な施設でありさらに産業振興のための基盤施設として必要不可欠のものです。
 六月一日から七日まで、「水道週間」となっていますが、これを機会に、水の大切さをもう一度考え、節水に心がけて限りある水を大切に使いましょう。
 節水は、日頃から水を上手に使うことが大事になってきます。たとえば次のようなことに気をつけると、水のムダ使いをなくすことができます。
○ふろの残り湯も庭の打水やそうじ、洗たくに使うと相当量の水が節約できます。
○コップ三杯ほどで済む歯みがきも、水を流しつぱなしにしますと、一分間におよそコップ三十三杯分にもなります。
○蛇口からポタポタ落ちる程度の漏水でも一時間で一リットル、一ケ月間で浴槽四杯分にもなります。これが糸状の漏水になると、一ケ月間でなんと浴槽二十九杯分にもなってしまいます。

一人一日18リットルの水を使用
 昭和五九年度の統計によりますと、読谷村で水道を利用している人(給水人口)は二万九千四百七十八人、配水量のうち料金収入をともなった水量(有収水量)は二百六十万三千九百十三立方メートルで、有収率(配水量に占める有収水量の割合)は八十八、三六%となっています。
 私達が毎日使用している家事用水をみますと、二百一万三千六百二十八立方メートルで一人一日当り十八リットル、五人家族で一ケ月二十八トンの水を使用していることになります。

水道の水ができるまで
 中北部のダムや河川から浄水場に送られた水は、沈でん池やろ過池を通ってよごれをとりのぞき、塩素で消毒をした後飲料水となります。そして村内の配水池に送られ、そこから配水管を通って各家庭に水が届けられています。
 河川の水量は季節によって、極端に変動します。そこでダムで水量を調節して、年間を通して一定の水量が取水できるようにします。浄水場は一日中休みなく働いていて、いつも一定量の水を生産します。それを配水池に貯えておいて、需要の変動にそなえます。つまり、ダムと配水池でうまく水量の調節をしているわけです。
 ところで、北部のダム貯水率は現在八十五%~九十五%で水事情は今のところまずまずですが、梅雨の雨量が夏場の水事情に影響を及ぼすことを考えれば楽観はできません。
 本格的な水の需要シーズンを迎え、貴重な水を大切に使いましょう。
 尚、漏水、水道施設の故障を発見した場合は、水道課、又は最寄りの読谷村給水工事指定店にご連絡下さい。
 水道課 八-二二〇一

※表「水道利用状況」は原本参照

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