お母さんへ一言-診療所長-森文彌-
御世話になって一年半が何時の間にか経ちましした。
一年半を省みて、沖縄の風俗、習慣にもやっとついていけるようになったことと、多くの村民とのふれあいの中で、沖縄県の生活を意義深く感じているところです。
私自身大いに反省する事も多々ありますが、その点は、今後修正しながら地域医療に邁進していきたいと思います。
今回は、一年半を振り返って村民の皆様に私の忌憚のないお願いを一筆したためさせて頂きたいと思います。
子供さんを連れて診療に手こずる場合があります。
自分が診療所に来た理由、病気の経過と症状をキチンと説明できない子供さんが以外と多いといえます。中には「下痢」と「嘔吐」を反対に言うこともあります。
自分の置かれた立場を相手に伝え、どんな困難にも負けない精神力を養い、立派な社会人となるよう育てる事が親の責任であり、愛情であります。そういう意味でも子供さんへの健康管理をなさるお母さん方は、自分の役割を十分認識していただきたいと思います。私なりの卒直な意見を書かせて頂きましたが、診療所は、皆様方の健康を管理する施設として職員一同奮斗しているところであります。健康に異状を覚えの際は、是非診療所まで足を運んで頂きたいものです。