読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1986年3月発行 広報よみたん / 2頁

大きな感動を残した「動く美術館」第5回読谷展

 春の訪れを告げる「動く美術館」第五回読谷展が今年も去る二月九日(日)から二十三日(日)までの十四日間、社会福祉センターホールで華やかに展観されました。
 現代日本画・洋画の秀作を集め、全国を移動展観し今年で十一年目、読谷での開催は今回が五回目となります。例年多くの村民が訪れ、特に各小中学校では振り替授業で参観して大きな感動を受けています。
 動く美術館は、地方文化啓発と児童生徒の情操教育を目的として展観されているもので地方では見る機会の少い本物の芸術を地方の人たちにも見てもらおうと全国展観していろものです。
 会場では、美術評論家の川島博先生が常駐され一つ一つの絵画の解説をいつでも聞くことができ、観賞をより深いものにしています。
 今回の展示数は四百十五点、中でも「東郷青児」の特別展や「海老原昭治」の特別展は注目の的となっていました。
 又、同展ではなじみの大島士一、清水晶一、日本画の宮下寿紀画伯らの作品も展観され訪れる人々を美の世界の感動へといざないました。

-テープカット-
 動く美術館第5回読谷展のテープカットは2月9日午前10時、これより23日までの期間、多くの村民や子供達が参観し、日本を代表する絵画の世界をまのあたりにする。この日、朝早くから多くの村民が詰めかけた。

-振り替え授業で参観-
 村内各小中学校では振り替え授業で動く美術館を参観。
 参観の前に川島先生より絵の見方と展示されている絵の解説がされる。
 子供達は自分の好きな絵を見つけ、最後に感想を発表した。

-親子連れで参観-
 振り替え授業で参観した子供達は、こんどは家族といっしょに参観、親子で美の世界に感動する。
 振り替え授業のできなかった子供達も、日曜日を利用して親子連れで参観しました。

※写真「テープカット」、「親子連れで参観」、「振り替え授業で参観」は原本参照

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