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1986年3月発行 広報よみたん / 11頁

年金よもやま話 どこが違う!!公的年金・個人年金

年金よもやま話 どこが違う!!公的年金・個人年金
 生命保険会社が売り出している個人年金の売れ行きがいいようです。郵便局がやっている郵便年金という個人年金もありますね。
「一体、国がやっている国民年金と、民間の個人年金とではどっちが得なんでしょうか。」と考え込んでしまう人もいるようです。だけど、ほんとうはこんな質問自体がちょっとナンセンスなんです。
 欧米の先進国での老後の保障は「三本柱」ということが言われています。一番太い柱が国がやっている公的年金であることはまちがいありません。二本目が会社がそこの社員のために持っている企業年金、そして三本目が個人年金も含めた個人的な預貯金ということになります。
 つまり、まず、国民年金などの公的年金を中心に考え、その上で、自分の老後のプランと経済的余裕などを考え合わせて、個人年金などによる保障を考えていこうということなのです。
 公的年金に代えて個人年金を考えるのではなく、公的年金に加えて個人年金を持つかどうかを考えるのです。また、国民年金などは国がやっている制度ですから物価が上がればそれに応じて年金額が上がるという物価スライドの仕組みがあるのが、個人年金との大きな違いです。

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