読谷飛行場転用計画について(答申)
読谷飛行場転用計画審議会 会長 伊波栄徳
読谷村長 山内徳信殿
昭和五十九年三月二十七日付で、貴職から諮問を受けた読谷飛行場転用計画について、本審議会で慎重な審議を重ねた結果をここに答申します。
この転用計画は、旧日本軍によって接収された旧読谷飛行場全体の「土地利用計画」を策定して、永年の念願であった旧読谷飛行場用地の諸問題を解決しようとするものである。戦後四十年余の苦難の歴史を歩んできた関係者の戦後処理を実現させ、合せて読谷村の中心地として二一世紀に向けた産業、経済、文化、スポーツ等の振興を展開する村民の活動の拠点として利用されることが村民から大きく期待されており、それに応えるものである。
答申にあたって、この転用計画が早期に実現できるよう関係当局及び関係者の現地問題の解決への努力と、国・県・村の関係機関が第二次沖縄振興開発計画での事業実現をめざして特段の施策を講ずるよう要望致します。
昭和六十年十一月十五日