読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1986年6月発行 広報よみたん / 3頁

展望21世紀を拓くリゾート開発 豊かな海岸線に新しいムラづくりの展開 残波・渡慶次・儀間・高志保地区に二つのリゾート大型計画 村民の働く場を拡大 読谷リゾート開発計画(仮称) 沖縄(残波岬)ロイヤルホテル建設計画(仮称) 県内一のリゾート地域へ

〔第314号2ページの続き〕

等についても事業者と協議を進めているところであり、地域住民とともに歩む観光地づくりに取り組んでいます。

沖縄(残波岬)ロイヤルホテル建設計画(仮称)
 景勝地残波岬は、多くの地主の方々の御理解と御協力を頂き、現在、読谷村の総合公園としての整備を実施しているところです。
 公園の南側の用地については、これまで国の中規模年金保養施設の誘致運動を展開してきました。しかし、それが本島南部の市町村に決定したことから、それにかわって民間活力を導入したリゾート施設の建設に向けて地主会と一体となってすすめてきました。その結果、大和ハウス工業株式会社によるリゾートホテルの建設が具体化し、ほとんどの地主の方々の同意も得られ、およそ十ヘクタール(約三万坪)の敷地に四九〇室のリゾートホテルが建設されることとなりました。
 大和ハウス工業株式会社は、住宅産業から近年は、観光事業へと進出し、全国四〇ヶ所にリゾートホテルの建設を計画しております。
 この残波の地に建設される沖縄(残波岬)ロイヤルホテルは、リゾートホテルとしては県下一の規模を誇るものとなります。一方、残る十九ヘクタール(約五万坪)の用地についてもこれから地主会と意思の疎通を図りつつ、地主の意向を踏まえ、新しい事業を導入して、残波岬が名実ともに沖縄の観光の拠点として発展していくよう村民一体になって良い方向づけをしてまいりたいと思います。

県内一のリゾート地域へ
 この二つのリゾート開発計画は沖縄県が目指す国際リゾート計画を先取りするもので、県内においても最大のリゾート地となるとともに読谷村内における雇用の場(働く場)の拡大はもちろんのこと、地域の農業・漁業・地場産業及び商工業の振興にも大きく貢献するものとなります。
 これまで読谷村が目指してきた「人間性豊かな環境・文化村」をさらに発展させていく事業でもあり、村民一丸となってすばらしいリゾート地の形成をはかっていきたいものです。

※写真「読谷リゾート開発(仮称)」、「リゾートホテル」、「文化研修ゾーン」、図「(仮称)沖縄(残波岬)ロイヤルホテル建設計画」は原本参照

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