読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1986年6月発行 広報よみたん / 10頁

牛は大好き(1年続いたおじいちゃんのお手伝い)儀間健一君(渡慶次小4年)

牛は大好き(1年続いたおじいちゃんのお手伝い)儀間健一君(渡慶次小4年)
 自分の体よりはるかに大きな牛の間をぬって手際よくそうじをすすめる儀間健一君。くまでや、スコップの扱いも手慣れたもので、一時間の間に二九頭いる牛小屋はすっかりきれいになってしまう。
 牛小屋のそうじやえさの草刈など、おじいちゃん(栄徳さん=渡慶次二一六)のお手伝いを始めてもう一年「自分からやってみたいと言っていたので、手伝いをさせてみたら、牛もこわがらず、よく頑張っています。宿題や勉強もちゃんとやってから来るので、学校の成績もとてもいいですよ。」と頼もしいお手伝いさんに喜びっぱなしの栄徳さん。健一君も「牛は大好きだし、恐いとかきたないとは思いません。見たいテレビがあった時や友達と遊びたい時に一回ぐらいイヤだなあと思ったけど、今は何とも思いません。お手伝いを始めて、お父さんやおじいちゃんのえらさがわかりました。お手伝いはずっと続けたいです。」と話してくれました。
 健一君は四人兄弟の長男、お父さんの晃さんも三十頭の牛を飼っており、時々お父さんの手伝いもするそうです。牛の世話のお手伝いをして働く喜びを体験し、おじいちゃん一人では牛の世話が大変だとやさしい一面も見せる頑張り屋の健一君、将来は、獣医になりたいとのこと、そして自分で牛も飼ってみたいと大きな夢をふくらませていました。

※写真「おじいちゃんと一緒に」は原本参照

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