読谷村議会議長 伊 波 栄 徳
皆さん、明けましておめでとうございます。
昨年はほんとうにお世話になりました。今年もよろしくお願い申し上げます。
さて、村民の皆様には、平素から議会運営につきまして深いご理解とご協力をたまわり厚く御礼申し上げます。
昨年の統一選挙におきましては幸清新はつらつたる議員各位を迎えることができましたことは、議会運営に非常に力強さを覚え、まことに感激にたえません。不肖私議員の皆さま方の推挙によりまして、議会議長の要職につくことになりました。まことに身に余る光栄でございまして、衷心より感謝感激をいたしている次第でございます。
また、議会の運営にあたりましては、執行当局とは「一歩はなれ二歩はなれない」姿勢を堅持し、円滑な議会運営をするため懸命の努力を傾注いたし、村民のご期待に沿いたいとかたく覚悟をいたしている次第であります。
かえりみまするに昨年は、村政の方針に選挙を通して、えらぶ人、えらばれる人から多くの政策や施策が提起され、反核、軍縮、人権、福祉、民主教育を最優先する政策と本村における具体的施策として「人間性豊かな環境・文化村」づくり、読谷飛行場用地の村民による平和的利用と旧地主への所有権回復を目的とした跡地利用計画等々が多くの村民から支援され、その実現を村民一体となり推進することが確認されました。
一方、いくつかのご批判がありましたことは、これからの村政を進めるにあたり重要なことであると思慮されます。
一九八七年の村政の重要な課題である復帰十五年目の節目にあたる平和の祭典「海邦国体」は国民、県民、村民主体の国民体育大会を目指して幾多の困難を乗り越え、成功させることが村民に課された責務であると思います。
村民と各種団体の総力を結集しようではありませんか。
本年も決意を新たにして、村民の負託に応えるべく「村民から生きた政治を作る「村民から村民の暮らしを創造する」「村民に根ざし広く世界に結び合う」運動を提唱し、鋭意努力をいたす所存であります。
終りに一九八七年の輝かしい新年を迎えるに当り、村民各位のご清福とご繁栄を心からお祈り申し上げ、年頭のご挨拶と致します。