読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1987年1月発行 広報よみたん / 7頁

(無題)

  渡慶次小学校 6年
    大 城 美 香

 今年も私達は、村内五つの学校といっしょになり、読谷まつりで三味線をえんそうした。
 読谷まつりに向けての練習は、きつかった。今年は、私達部の生徒だけで、はやびきをするので主にはやびきをがんばった。あまりのきつさに堪えきれず、もうやめようと思ったこともあったけど、「最後のまつり」なのでいっしょうけんめいがんばろうという気持があり、がんばってみた。
 まつりの日がきた。その日は少し雨が降り、舞台がぬれていた。舞台にすわったらスカートやくつ下がぬれて気持わるかった。
 えんそうが始まった。でも時間がたつにつれておちついてきた。全体でえんそうするときがやってきた。三度ぐらいみんなで練習したので、じょうずにできると思った。でも、早いところもあれば、おそい所もあり、ばらばらになっていた。私達はそばの人の顔を見たり、「あってないやあ。」とか、いいあっていました。一曲終ると、「こんどもあわなかったらよ。」とみんな心配していました。
 こんどは、私達が一番心配していたはやびきがきた。みんなドキドキしていた。一曲一曲が長く感じ、だんだん緊張してきた。でも先生の合図を見ながらいっしょうけんめいやった。やっとはやびきが終った。
 次に一番最後の曲になった。くいのないようにいっしょうけんめいがんばった。
 やっとプログラムが全部終るとお客さんから、大きなはくしゅをもらったとき、とてもうれしかった。 この三年間、読谷まつりに出演して、いろいろなことを学びました。まつりに向けての練習はきつかったけど、お客さんからのはくしゅは、これからもがんばって下さいという意味がはいっていると思いました。
 私達は、読谷村の人々のために役に立ったと思いました。

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