やちむんの里では、恒例の第六回陶器市が去る十二月十九日から二十一日まで行われ、村内外から陶器を求める人々でにぎわいを見せました。
やちむんの里の陶器市は、やちむんの里のできた翌年、五十六年から毎年行われ、今年で六回目、九連包の県内随一の登り窯から生まれる茶わん、皿、湯のみなどの生活雑器の他、花びんや壷もあり豊富な種類と伝統的な沖縄のやちむんの温かさが村内外に大きな人気を呼んでいます。
それに加えて、やちむんの里いっぱいに広げられた陶器の中からそれぞれの嗜好によって自由に選び歩くことができることと、値段が市場よりも安価であることが魅力のようです。
県内でこれだけの陶器市が開かれるのはやちむんの里だけではないでしょうか。緑に囲まれた山あいに赤瓦屋根の窯場と登り窯、訪れるだけでも心安まる思いがします。そこで開かれる陶器市、今回残念ながら行けなかった方は、是非、今年こそは出かけてみてはいかがですか。