読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1987年2月発行 広報よみたん / 4頁

第十七回社会教育研究大会開く

 村教育委員会主催の第十七回読谷村社会教育研究大会が去る一月二五日、村中央公民館ホールで午後一時から開催されました。
 まず主催者を代表して新崎盛繁教育長が「村内の各地域、各団体の活動は大変すばらしいものがありますが、青少年健全育成の面でみると、活動への参加状況、指導者のあり方、人材不足など諸々の問題があると思います。今回の大会を通して、よりよい地域活動、よりベストの方向づけをしていこうと考えます。明日の読谷のために今、何ができるかを参加者全員で意見交流をしていきたいと思います。」とこの大会の意義を強調いたしました。
 また激励のあいさつに立った山内徳信村長も「いろんな団体や地域が頑張ることは<一隅を照らすものは国宝である〉-最澄-の言葉の通りそれぞれの一隅(地域)を照らしているものです。現代の世の中は価値観も多様化し、変化し、決して止どまらない時代であります。このような中での社会教育のむづかしさを痛感するものですが、それぞれの団体が正しい方向に向って努力する以外に時代の潮流に押し流されない方法はありません。益々地域、各団体の活動が盛んになることを期待いたします。」と述べました。
 この後、個人、団体の功労者表彰があり、午後二時半からは全体討議が行われました。全体討議は座喜味子ども会育成会、読谷中学校PTA宇座支部、楚辺サッカー狂会の実践報告をもとに質疑応答、討議が交わされましたが、ユニークで活発な活動報告は参加者の地域活動に対する新たな関心を呼び起こしました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。