肥満は、体の脂肪が体重の何パーセントを占めているかによってその度合が決められますが、私たちが体の脂肪の量を測るのは困難です。そこで一般には、身長と体重を測り、身長に対する体重の値か肥満を判断します。しかし、体重には、筋肉、骨、内臓などのすべてが含まれているため、正しい数値とはいえませんが、おおよその目安にはなります。あなたの体重はいかがでしょうか?私は、筋肉質だから-少々多めだけれど大丈夫とおっしゃる方もいるでしょう。
※肥満者がかかりやすい成人病
●高血圧 (男女とも高血圧になる割合が高いといわれています)
●心臓病 (体重が重いので心臓に負担がかかります。また血液中の脂質が高く、高コレステロー ル、高 中性脂肪血症となって動脈硬化を促進し、心筋硬塞などの心臓病を引き起こしやすく なります)
●糖尿病 (40歳以後に発病する糖尿病は、肥満者が非常に多いといわれています)
●肝臓・胆道の病気 (肥満があると肝臓に脂肪がつきやすく、特に飲酒量の多い人では、肝硬変 に発展する可能性があります。また、胆汁のコレステロール濃度が高いため結石を作りやすく、 胆石や胆道結石を合併しやすくなります)
●骨・関節の病気 (腰痛や関節炎など)
※中年ぶとりが気になりますか
肥満は、エネルギーのとり過ぎかその消費が少ないか、あるいはその両方によって余分なエネルギーが貯えられて起こります。食生活では次のことに注意しましょう。
▽腹八分を守る
▽一日三回きちんと食べる
▽間食・晩酌はほどほどに
▽調理の時油の量はひかえめに
▽砂糖やお菓子は少な目に
▽蛋白質・ビタミンは十分とる
※普段の生活活動を活発にしよう
一日の生活の中で、腰かけたり座ったりしている時間の多い人は立つ、歩くなどもう少し活動的な時間を持つよう工夫しましょう。
※手軽にできて、長続きする適度な運動を日課として加えましょう。
エネルギーを取る事は、かんたんですが、消費するには努力が入りますね。