第七回読谷アンデパンダン展87が、去る五月十七日から二四日まで村中央公民館で開催されました。
村民の芸術・文化の総合発表の場として回を重ねるごとにその内容、規模ともに充実しつつある同展も今年で七回目を数え、絵画・織物・焼物・書道・華道・漆器・写真・その他の八部門に二二四点が出展され、村民の芸術、創作活動の高まりを印象づけました。
五月十七日、出展者、参観者多数が参加してテープカットが行われた後、山内村長が「アンデパンダン展も今年で七回目を数え、年々作品が充実してきていることを感じます。私達読谷の先人の遺産は大変すばらしいものがあります。私達も又、先人に負けない新しい文化の創造に自から進まなければなりません。本村の文化村づくりも、単に文化施設のみをいうのではなく、村民一人一人のこうした芸術・文化の創造活動を意味するものであります。いつの日か世界にはばたく芸術家が、この読谷からでることを願いつつ、このアンデパンダン展が村民、一人一人の展覧会となることを期待します。」とあいさつし、又新崎盛繁教育長も「年々新しい出展者も増え内容もすばらしくなってきております。本村の目標・文化村づくりの中で村民の芸術活動が発揮される場として一役を担うのがこのアンデパンダン展であり、村民にやっと定着してきたと思われます。村民のこのアンデパンダン展へのご協力と、日ごろ各部門でご指導をいただいている先生方にも感謝申し上げます。」とあいさつをいたしました。
中央公民館ホールに絵画、焼物、漆器、一階には織物、生け花、写真、書道が展示され、五月二四日の最終日まで、多くの村民が訪れました。
又、最終日の午後三時半からは県立芸術大学の助教授もつとめられ、やちむんの里で陶芸活動をされている大嶺実清氏による文化講演「地域の文化」も行なわれました。