夏になると、海や川に行く機会が増えますが、水難事故には十分気をつけたいもの。特に、夏休みの時期は、毎年、子供の水の事故が目立ちます。
昨年一年間で、”水の犠牲”になった中学生以下の子供は四百六十九人。このうち六月から八月までの三ヵ月間に、全体の六割近い二百六十七人が生命を落としています。(県内)
子供の水難事故の六割以上が、子供たちだけで出かけた際に発生しています。子供の水泳や水遊びには、必ず保護者か信頼できる人が同伴するようにしましょう。
■家の近くの危険な場所を再点検
昨年の全国の例を見てみると、子供の水難事故の四分の三以上が、安全措置を怠っている所で発生しています。
自宅付近の河川や用水路、溜池などを再点検し、安全策のとられていない所には、管理者に申し入れて、ふたや棚を設けたり、危険を知らせる立て札を立ててもらうようにしましょう。
■雨降り後は特に注意を
雨が降った後は、川や用水路の水かさが増すばかりでなく、水の流れも速くなりたいへん危険です。子供が近づかないよう特に注意が必要です。
夏になると、海も近いことから気軽に海水浴に出かける機会も多くなります。村内でも昨年、子供の水難事故が二件(六名、死亡○)ありました。開放的になりがちな沖縄の長い夏ですが、心をひきしめて、事故防止につとめましょう。