▼運動の重点目標
①歩行者及び自転車利用者の交通事故防止
②二輪車を中心とした無謀運転の追放
③正しい方法によるシートベルト・ヘルメット着用の徹底
九月二一日から三〇日までの十日間、海邦国体、秋の全国交通安全県民運動が展開されます。運動のスローガンにもあるように、秋はいよいよ海邦国体が開催されます。読谷村はご存知のようにソフトボール少年男子の開催地となっており、県内外から多くの人がやって来ます。海邦国体の成功を目指し、村民一人ひとりの温い思いやりで事故のない安全な環況のなかで国体を迎えましょう。
▼運動の目的
きらめく太陽、ひろがる友情をスローガンに、本県で開催される海邦国体の成功を目指して、広く県民総ぐるみの交通安全運動を展開し、すべての人に交通安全思想を普及し、その高揚を図り正しい交通ルールと、マナーの実践を習慣付けることにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的とする
。
▼自転車の安全運転
最近自転車での交通事故が増加しつつあります。車を運転するみなさんは、路上に飛び出してくる自転車にヒヤッとしたことはありませんか。自転車事故の主な原因は道路への急な飛び出しであり、信号無視や安全不確認の道路横断もたいへん危険です。
子供が自転車をもっている家庭では、お母さんらが自転車の安全な乗り方を、教える必要があります。一時停止の仕方や右折の方法などのほかに、手ばなし運転や二人乗りなど危険な乗り方は絶対にしないよう、こまめに指導しましましょう。
▼シートベルトは正しく着用しましょう
昨年の道交法改正でシートベルト着用が義務化されて以来着用率は九〇パーセントをこえたもののその正しい着用となると、まだまだ十分理解されていないところがあります。そこで今回は正しいシートベルトの正しい着用のポイントをご紹介します。
●正しい着用のポイント●
(1)腰ベルトは腰骨の位置に。
腰ベルトは胴を締めつけないように必ず腰骨の位置で締める。
(2)肩ベルトはよじれないこと。
ベルトを締める時は、ベルトのよじれがないようにチェックを。
(3)バックルは力チッと音をさせて。
バックルはカチッと音がするまで、確実に差し込んでください。
(4)長さ調節式(NLR)ベルトの場合は長さを調整する。
胸と肩ベルトの間ににぎりこぶしひとつが入るくらいの余裕をもたせて、肩ベルトの長さを調整。
▼二輪車特に高校生の事故防止
夏休み期間中に多発した高校生の二輪車による死亡事故は記憶に新しく、大きな社会問題となっている。
ことしに入っての交通事故の最大の特徴は、二輪車による死亡事故が多く、その中でも高校生による死亡事故が半数以上を占めています。
高校生の事故の直接の原因となったものは、スピード違反や無免許による運転の未熟によるものが多く、深夜から明け方にかけて交通量が少なくなった道路で暴走する夜遊び型の事故が特徴である。
二輪車は構造上、他の自動車に比べ危険性の高い乗り物で、一つ間違えば死亡事故につながりやすいものです。
なにゆえ若者たちは、死の暴走を繰り返すのでしょうか、云うまでもなくこの問題は交通安全運動の枠にはおさまらず、家庭や地域が一体になって考えなければならない問題であり、また、そこには彼らが、自分達の存在を認識できる確かな場を確立する必要があるのではないでしょうか。 波平地区交通安全友の会では、地域内に交通安全の立て看板を設置して、交通安全運動を盛り上げています。こうした地域の日頃の活動が子供達やお年寄り、ドライバーの安全意識の高揚につながります。