読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1987年12月発行 広報よみたん / 5頁

年末年始を安全に過ごそう-年末年始の交通安全県民運動12月23日~1月6日

ドライバーも歩行者も「思いやり」「ゆとり」をもとう!
 混雑する道路で、ドライバーがイライラ………。今日中にどこどこを回らなければ一年が終わらない-こんな気持になるのも、年末の混雑の激しさと、経済活動の活発さがピークをむかえるからです。この時期は、交通事故が多発する傾向にあります。ドライバーはもとより、歩行者も「思いやり」と「ゆとり」を持って、この時期は交通安全に特に注意するよう努めて下さい。

飲酒運転は絶対ダメ!
 忘年会、新年会や新年のあいさつ回りというと、酒好きな人にとってはなかなか飲まずにすますわけにはいかないようです。酒は楽しいものです。
 ところが、車を運転するとなると、これはもう一滴も飲んではいけません。さもなくば、せっかくの楽しい酒が、一変して悲惨な交通事故をひき起こし、一生が台無しになります。「帰りの足に困るから、ちょっと車で。まあ飲むといってもそんなに飲むわけではない。酔わなければ大丈夫。もし酔ったら車を置いてくればいい」などと言って、軽い気持で酒の席に出かける。もうこの時点で危険信号なのです。
 読谷村は過去の統計からみるとかなり飲酒運転をするドライバーが多いようです。昭和六一年度の統計で嘉手納署官内で逮捕された者の実に七五パーセントが読谷村出身で、全県的な統計でも読谷村はワースト十三位なのです。このような不名誉な記録は早く返上しなければなりません。

あの時
 酒さえ飲まなければ…
 あの時酒さえ飲まなければと、悔んでも悔みきれないという人はいっぱいいます。「覆水盆に帰らず」-事故を起こしてからでは、もう遅いのです。飲酒運転だけは、誰の力も借りず、強い意志をもって、絶対にしないようにしましょう。

〔運動の重点〕
一、交通三悪、特に飲酒運転の追放
二、二輪車の交通事故防止
三、子ども及び高齢者等の交通事故防止
 運転中の考えごとは
  追突事故のもと

 追突事故は、スピードを出していなければ大丈夫と思っている人が多いのではないでしょうか。確かにスピードの出し過ぎは危険ですが、それと同じくらい危ないのが運転中に考えごとをすることです。
 例えば、車間距離を20メートルとり時速30キロで走っていたとします。考えごとをしていて、前の車が急停車したのに気づかず、1秒後にあわててブレーキを踏むとどうなるでしょう。まず、気づかずにいた1秒間で約8.4メートル、あわててブレーキを踏んでから約15メートル、合計23.4メートル進んでやっと止まれる計算になります。この場合、車間距離が20メートルですから、もし考えごとをしていなければ、約15メートルで止まれたことになり、追突せずにすみます。ちょっとした気の緩みが事故を招くということがよく分かります。
追突事故を防ぐには、▼スビードを出し過ぎない▼考えごとをしながら運転しない▼車間距離を十分にとる、を忘れないでください。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。