四月は新緑も鮮やかで沖縄では一番すがすがしい季節です。しかし、進学・就職と世の中もかなり忙しく、また入学(園)シーズンです。小さな胸に大きな希望をふくらませて、小学校、幼稚園、保育所に元気に通う子供達の姿は、ほほえましいものです。また、この時期は、新入学(園)児にとって、生活環境が大きく変わり精神的にも肉体的にも不安になり、また行動範囲も広くなるため、交通事故が心配される時期でもあります。そこで、家庭やドライバーは、次の点に気を配って新入学(園)児を交通事故から守りましょう。
★家庭で心がけること
(1)子供と一緒に通学(園)路を歩いてみましょう。指定された通学(園)路を子供の登下校時間に合せて、母さんが子供と一緒に何回か歩き、信号機、道路標識の見方、横断歩道の正しい渡り方、安全な通行方法などを、その場その場で具体的に教えるようにしましょう。このような実地教育は、何回も繰り返して行い、子供に習慣づけることが大切です。
(2)前日に明日の準備をさせましょう。
寝る前に、子供の明日の準備させて、お母さんが確かめてください。子供は忘れものを取りに帰ることに無中になり、とび出しなどをして、思わぬ交通事故に会うケースが案外多いものです。
(4)朝は笑顔で、送り出しましょう。
登校(園)前には、子供をしからないということも大切なことです。登校(園)前に子供をしかると、子供はそのことで頭がいっぱいになり、ほかのことには注意が届かなくなり、思わぬところで事故にあうことがあります。
★ドライバーが心がけること
(1)子供の姿をみたら、特に慎重な運転を。
ドライバーにとって、子供は特に危険な存在です。活動的で衝動的に行動するのが子供の特性ですから、いつ、路地や車のかげから飛び出してくるかわかりません。ちょっとした不注意や気のゆるみから、とり返しのつかない惨事をまねくことにならないように、子供の姿を見たらいつでも止まれる安全な速度で、慎重な運転を心がけてください。
(2)スクールゾーンでは細心の注意を幼稚園や小学校の周りは、ほとんどスクール・ゾーンになっており、通学(園)時間帯は、車の通行が禁止されているところや速度制限など、他の道路より厳しくなっています。これらは子供の安全な通学のために大切な規制ばかりです。必ず守って下さい。(3)その他の留意事項
○止まっている通学・通園バスの側方を通過するときは、必ず安全を確認しましょう。
○子供は車の陰で遊びがちなため、発進やバックをするときは、今一度、車の周りの安全を確認しましょう。
運転の重点
一、子供と高齢者の交通事故防止
二、二輪車の交通事故防止、特に若年運転者による無謀運転の追放
三、正しい方法によるシートベルト、ヘルメットの着用の徹底