日本の宝島伝説の一つに,江戸城開城の二日前,幕府最後の軍資金を上酒に隠匿するため,品川沖から出航していった早丸という船が,久里浜沖で春の大しけに遭い沈んだという話があります。
この船には,江戸城の金蔵寺にあった小判300万両(時価約6干億円)が積み込まれていたそうですが(?),もしこのような宝物を発見した場合の税金はどうなるのでしょうか。
300万両の所有者が判明し,水難救護法の適用があるとすれば沈没品の拾得者が受け取る報酬はその価額の//3以内。
この最高の報酬をもらった場合,100万両(時価約2,000億円)が発見者のもの。一時所得になりますから,税金(地方税を含む)は約780億円。従って,発見者の手許には1,220億円が残ることになります。
考えただけでも,胸が躍る話ですね。