去る五月十六日に身体障害者手帳申請・等級変更・補装具(車イス・つえ・くつ等)交付申請・特別障害者手当申請の為の巡回相談がありました。今回相談された方々は、民生委員・厚生課の係及び保健婦等の紹介によるものですがこの相談は、一日で医師の検診や諸手続き等ができるので大変便利です。県身体障害者更生相談所・中部福祉事務所を中心に役場厚生課が、タイアップして実施されます。スタッフは琉大の整形外科医、看護婦、手続き担当の方五人、厚生課長、身障係、老人係、義肢制作所の方、保健婦、約12人でした。
午前中は、診療所の保健室対象者に来てもらっての相談で六人が来所しました。
Aさん五十代は、脳出血による石半身不随があり内科医へ通院中である。外出の際、補装くつが必要で現在使用中の補助くつは、古くなり痛んでいるため新しいのをもくり換えるために相談にきた。医師が、診察しながら本人に合ったくつを補装具製作所の方と相談しながら決めていった。去年は、巡回相談の時にくつを修理してもらっている。相談の機会をじょうずに活用している方です。
Bさん30代は、整形外科の病院で左下肢機能障害があり義足を申請のため来所、障害を持ちながら仕事を頑張っているというのが印象的でした。その他に現在困っていることを医師に相談して等級変更をしてもらったCさん、今まで気にしている事や思っている事を率直に話しさっぱりした表情でした。二年前に関節の手術をしたが、何の病気だったのかわからずにいるDさん主治医に病名や手術名を問い合わせて告げるとそうだったんですかという。
午後からは、訪問による巡回相談で六人訪問しました。みなさん80才代の高令で特別障害者手当及び身体障害者手帳申請が、主な相談内容でした。庭先でころんで骨折したのがきっかけでねたきりになったというEさん。家族が時々日光浴をさせたいとの希望で、車イスの申請がありました。
慢性関節リウマチによる四肢機能障害のあるFさんGさんのお二人。痛みを柔らげる薬を内服中ですが骨の変形や痛みがあり、ねがえりをするにも家族の手助けが必要で本人も家族も大変だなあと思いました。
年に一度の巡回相談を必要な方は、じょうずに活用して欲しいと思います。