読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1989年2月発行 広報よみたん / 6頁

第四回宮城杯柔道大会開く(読中)

※写真「主催OB会と宮城教諭」は原本参照

 新春の一月三日、読中柔道場では■四回宮城杯柔道大会が開催され、道場内はいさましいかけ声と声援が飛びあう中、体も激しくぶつかりいう白熱した試合が展開されました。
 読中柔道部OB会が主催して恒例となっているこの大会、今年も読谷、古堅の中学校を始め、北谷安慶田中学も参加し、中学校は学校対抗戦(団体)が行われ、小学生は個人戦が行われました。
 昭和三九年、三八年生を中心としたOB会でこの大会を主催していますが「宮城杯」という大会名は当時指導を受けた宮城信昭教諭(北谷中)の名前をつけたもので、OB会の棚原さんらは「とてもきびしい先生でしたが毎日練習を見に来てくれるすばらしい先生でした。」と当時を振り返り、又、宮城教諭も「教え子達がこうして大会をもってくれるのは教師冥利に尽きるものです。当時の読中柔道部も県内でも実力があり、九州大会へも出場するなど彼らの活躍はすばらしかった。」と話していました。
 卒業後もOB会と宮城先生とのつながりは深く、その中から、後輩育成と柔道の底辺拡大を図る意味からこの大会を企画したそうですが、年々村内外から多くの小、中学生が参加し、盛り上りを見せています。
 読谷の柔道の強さもこうしたOB会や指導者の情熱、父兄の協力が支えているようです。

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