読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1989年6月発行 広報よみたん / 1頁

就任松島顕介診療所長 読谷村立診療所に、四月一日より新しく松島顕介先生が就任しました【顔写真】

 読谷村立診療所に、四月一日より新しく松嶋顕介先生が就任しました。
 前任の大田大滋先生の退任によるもので、バイタリティーあふれるヤングドクターは、そのきさくな語り口で親しまれ、特にお年寄からは孫のようだとの声も。早期発見、早期治療を図るため、着任早々「超音波検査機」「胃カメラ」「大腸ファイバー」の最新機器三機を導入、的確な診療には定評があり、早くも絶大な信望が寄せられています。
 「読谷村に腰を据える覚悟です。父親が現在宮崎県で開業医をしておりますが、将来は両親も呼び寄せたい考え。」とのこと。読谷村に寄せる思いは熱く、これからじっくりと地域医療に取り組みたいとその抱負を語りました。診療所の組織強化を手はじめに、福祉関係機関、環境保健課との連携強化、そして地域健康管理センターづくりへと、むこう三ケ年の計画を熱っぽく語りました。前任地の総合病院では、その若さで内科部長の大任も果し、デイケアシステムづくりなどの実績を持ち、松嶋先生に寄せる期待は大きい。
 「住民に接して感じることは、民間療法による誤った薬物使用や、健康管理に対する意識の低さであり、素人療法や判断は避け、医者の適切な指示を受けて欲しい」。加えて、自らの健康は自らが管理するという意識強化の必要性を指摘しました。そして更に、「高齢化社会に向け、これからの地域医療の持つ役割は重要で、地域のニーズに応え得るには、綿密な調査分析、計画が必要であり、決しておもいつきや、押し付け医療であってはならず、地域住民と一体となった地域医療づくり、地域健康管理センターの実現は重要課題である。」と語りました。
 松嶋顕介診療所長を中心に、「長長く待たさない」「親切に対応する」「笑顔で接する」-をモットーに、診療所職員一丸となって頑張っております。

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