読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1989年6月発行 広報よみたん / 7頁

「土曜会論説責任者会」読谷村をきく 【写真:地方誌論説委員のみなさん】

 全国地方誌の論説委員で構成する「土曜会論説責任者会」のメンバー十二人が去る五月十二日午後、読谷村を訪れ、山内徳信村長から村の抱える基地問題と村づくりについて、話を聞きました。一行は、午前中嘉手納基地などを視察した後、残波岬いこいの広場のレストランで懇談しました。席上、山内村長は、これまでのアンテナ基地闘争の経過や、今なお続くパラシュート降下訓練などの現状を説明、基地問題と村づくりの関わりについて述べ「反戦平和運動の具体的取り組みの中から、軍用地転用としての平和村づくりが展開されている。今まさに地方の時代にあり、憲法の理念を踏まえた上でのムラづくり、地域づくりを地方自治の本旨とし、地方レベルでの民主主義を築きあげたい」そして「読谷村を中心に、アジア、世界を捉え、大交易時代の若者『泰期』の進取の気性、勇気を今に受け継ぎ、二十一世紀へ向けての人づくり、文化村づくりを展開中である。」と語りました。このあと一行は、ヤチムンの里などを視察しました。

利用者アンケート サイト継続のために、利用者のご意見を募集しています。