読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1989年9月発行 広報よみたん / 5頁

読谷中学男子ソフトボール 春・夏全国制覇

 今春三月、全国中学校選抜ソフトボール大会で二連覇を達成したばかりの読谷中学男子ソフトボールチームは、去る八月二十一日全国中学校ソフトボール大会で初優勝を飾り、念願の春夏連覇を果した。これで全国大会を三度制覇するという偉業を成し遂げたことに
なる。
 これより先の八月十一日、大分県で開催された九州大会の決勝戦では熊本県の不知火チームと対戦前試合で十八点もの大量点を獲得した強打チームを、エース仲宗根が四点に押え、打っては長短十七安打をはなち効率良く十七点をもぎ取り、全国大会へ弾みをつけた。
 全国大会は、鳥取県の淀江町で八月十九日より熱戦の火ぶたが切られAブロックに出場の読谷は、一回戦群馬県代表の八幡中に十六対一、二回戦地元後藤ヶ丘中に十対ゼロ、そして準決勝では島根県の木次中に九対ゼロと快勝し、決勝戦に駒を進めたものの、決勝戦では、三回に四球をはさみ長短四連打をあび、四点を先取され苦しい試合運びとなったが、持ち前の粘り強さとチームワークで四回に二点を返し六回に同点に追いついた。最後まで勝負を捨てることなく、延長戦に持ち込んだ八回裏の逆転劇は、歴史的快挙であり、山内昌千代監督引き入る読中ソフトボールの集大成であった。
 今回の優勝の陰には父母、関係者の支援はいうまでもなく、地元淀江町の物心両面からなる多大な応援があった。淀江町と読谷村は第四十回鳥取県「わかとり国体」第四十二回沖縄県「海邦国体」とそれぞれが少年男子ソフトボール競技会場となった間柄で、以来親交を温め続けており、町長はじめ町あげての応援に選手はじめ関係者一同大変な感謝感激ぶりであった。
 大優勝旗と共に大きな友情の輪を手みやげに読中男子ソフトボールチームは元気に帰って来た。

 先のちびっ子球児達に続き、県代表第二陣が九州大会へ出場した。
○第十六回九州中学校女子ソフト
ボール競技大会(大分県八月十日)
読中女子
○第十九回九州中学校柔道競技大会(福岡県八月十日)
読中男子(個人松田哲也、団体)
古中男子(個人宮城力)
○第十一回九州中学校陸上競技大会-砲丸投(福岡県八月八日)
読中女子 上地美加
〇九州地区スポーツ少年団交流大
会(佐賀県八月十七日)渡慶次タイガース

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