読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1989年9月発行 広報よみたん / 8頁

豊かな老後をめざしてこれからの高齢化社会を考える 【写真:心に花を咲かせましょう-生花サークル-:グランドゴルフを楽しむ老人会:フィナーレは山内村長と共にカチャーシーを楽しんだ】村発展のために、ご活躍下さったお年寄り 【写真:毎年8月の「電気使用安全月間」には比謝川電気工事事業協同組合・沖縄電力の協力により電気点検が行われている:月3回ひとり暮しの老人へホカホカの弁当が届けられる-給食調理ボランティア:お年寄りに感謝の意を込めて手づくりみそを贈る農協婦人部-】

 九月十五日の敬老の日、村内各地では長寿祝いで賑った。
 本村では七十歳以上の方が千九百十五人、内最高齢者長浜の新里ウトさん百一歳をはじめに、今年百歳を迎えた大湾の金城ウシさんそしてカジマヤー六人、米寿四十二人と多くの長寿者が健在していらっしゃいます。
 高齢化が急速に進むにつれ、寝たきり、老人性痴ほう症、独居等在宅福祉対策が急務となる一方、豊かな老後、ゆとりある生活を求めて、これからの長寿社会をいかに生きるかが課題となった。人生八十年、六十歳はまだまだ働きざかりであり、これまで身につけた知識と経験をいかに社会に生かすか、老人自らが意識の転換を図らなければならなくなった。
 九月十三日、村総合福祉センターでは、今年も村社会福祉協議会主催の「老人ふれあいのつどい」が催され、二百五十人が参加、村内ひとり暮らし老人、老人夫婦世帯や村出身の施設入所者を招いて激励した。
 老人クラブ役員、民生、児童委員らの余興に盛んに拍手を送り、ふれあいのひとときを楽しんだ。

村発展のため、ご活躍下さったお年寄り

 村発展のため、ご活躍下さったお年寄りに感謝して一村農協婦人部(比嘉好子部長)の若妻会では敬老の日を前に9月14日、村社会福祉協議会(山内徳信会長)を通して、ひとり暮らしの老人のみなさんへ安心していただける手づくりみそ45箇を贈った。
 同婦人部では、若妻会を中心に、手づくりみその商品流通化、特産品化に意欲を燃やしているが、健康食品を通して、お年寄りの健康管理にもお役に立てればと、はなしていた。
 その日さっそく、給食調理ボランティアの手作り弁当と共に、社協職員、民生・児童委員、運搬ボランティアらによって、ひとり暮らしの老人のみなさんへ届けられた。

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