去る九月二十三日、座喜味区(当山操区長)の敬老会では、組踊「忠臣・護佐丸」が上演され、区民や組踊ファンら約二百人が詰めかけ伝統芸能をたんのうした。
同組踊は、昭和五十九年に二十五年ぶりに復活上演されて以来五年ぶりの再演となったが、保存会(喜友名昇会長〕では、顧問らによる熱心な演技指導の下、一ケ月の猛げい古を重ね、その熱演ぶりに観客からは盛んな声援や拍手が送られた。
上演成功の陰には、顧問らの演技指導はもとより、ステージ、セット、小道具づくりと労を惜しまぬ区民の一致協力と、伝統芸能を守り継承して行こうとする座喜味区民の深い思い込みがあった。