田淵幸一新監督率いる福岡ダイエーホークスの読谷キャンプは、一ヶ月間の日程を終え三月一日、無暫キャンプを打ちLげた。「すばらしいキャンプ条件に恵まれ仕」がりも順調、好成績でお礼がしたい。来年も又来ます。Lと田淵監督は、読谷村民に最高のことばを残して帰って行った。
昨年十二月の読谷村での共同記者会見以来、村民の間に一気に燃え上がったダイエーフィーバー。急ピッチで進められた球場整備やいち早く設立した「福岡ダイエーホークス協力会」(松田昌彦会長)など受け入れに万全を期した。
二月一日のキャンプイン歓迎式典では、さっそうと登場する選手団を五百人もの村民熱烈歓迎、百人近くの報道陣も詰め掛けて、一大セレモニーが展開された。基地のド真ン中にある「平和の森球場」では連日、汗と泥にまみれた選手の姿が、そして絶えずあつい視線を注ぐファンの姿や、場内に陣取るマスコミの姿があった。
少年野球教室では少年らの健全育成の一拍を任つたと言える。経済効果、宣伝効果は言うに及ばず、村民の心に夢とロマン・自信と勇気を与えてくれた。