第二十六回読谷村老人クラブ大会が五月三十一日、村総合福祉センターで盛大に開かれた。
高齢化社会が急速に進む現代社会において、老人幅祉を取り巻く社会情勢は厳しく、その中での老人クラブの果す役割は大きい。
社会参加、健康増進、ボランテイア活動等を強力に展開し、地域社会の期待に応えようと、会員一同の親睦交流を図るのが大会の目的。三月四日には、大添老人クラブ・千歳会が結成され、組織加入したことにより、読老連の益々の活躍が期待されている。
主催者を代表して山内嘉政会長は「若い世代に年の功、亀の功を継承させ、住み良い村づくりに尚一層のご協力を!」とあいさつを述べた。
平成二年度役員の紹介と平成元年度事業経過が報告されたあと、特別功労者の我謝ツルさん(渡具知老人クラブ)、優良老人クラブの伊良皆老人クラブ(上地英康会長)、大湾老人クラブ(当山稔会長)に感謝状や表彰状が贈呈され、被表彰者を代表して伊良皆老人クラブの上地会長は「二十一世紀を目前に、九〇歳の高齢者・我謝ツルさんの表彰は誠に喜ばしい事であり、大きな励みである。これからも地域との連携を密に、より一層頑張りたい!」と力強くあいさつした。
大会では平成二年度専業計画、予算案や大会宣言決議案(「会員の加入促進」「高齢者交通安全」「明るい地域づくり」「友愛訪門」が採択された他、緊急要請決議案として「読谷飛行場のパラシュート演習の中止、演習場の撤去並びに読谷飛行場用地の早期返還に関する要請決議が採択された。
山内徳信村長、儀問仁徳中老連会長ら多数の来賓が祝辞を述べ、読老連の生々発展を祈願した。
午後からのアトラクションの部では、各単位クラブご自慢の琉舞や洋舞など多彩な芸を披露し、場内からは、われんばかりの拍手と声援が送られ、楽しいひとときをすごした。