読谷村史編集室 読谷村の出来事を調べる、読谷村広報データベース

1990年6月発行 広報よみたん / 8頁

記念誌「僕たちの高校野球」を寄贈 映画 遥かなる甲子園の北城ろう学校野球部の大庭元監督

 ”目で聴け、音を見ろ〃映画「遥かなる甲子園」のモデルになった北城ろう学校野球部の大庭猛義元監督(現読谷高校野球部監督)が五月二九日、村役場を訪れ、同校野球部記念誌「僕たちの高校野球」五〇冊を贈呈した。
 昭和五九年三月閉校後発行されたもので映画化のきっかけとなった作品。「遥かなる甲子園」への夢に挑む北城ろう学校球児達の、そして女子マネージャー達の三年間を写貞カメラが追い続けたもので「甲子園へ行くことよりも尊い体験をしたと」大庭監督が語るように、風疹聴覚障害というハンディを克服、幾多の障映を乗り越えて行く球児達の姿は、障害者のみならず健常者をも勇気”つけた。
 記念誌を手に山内村長は「北城ろう学校の皆さんは、障害音も健常者も共に社会を作っていくという理想像を示してくれた。村内でも文化、産業福祉面における障害者の活躍はめざましい。この記念誌は又一つの大きな励みとなるだろう」とお礼を述べ、「今度は読谷高校野球部の甲子園出場の為頑張って下さい」と激励した。

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